オンラインカジノは犯罪ではない？合法化の動きについて
オンラインカジノが日本の賭博罪にあたるのかは、2年前くらい前に事件がありましたので、その結果が参考になるでしょう。事件とはインターネットのカジノで遊んでいた人が、逮捕されたり家宅捜索を受けたりしたものです。
事件というのは複数あったのでしたが、いずれにしても摘発された人の多くは、自分の罪を認めて略式起訴されています。そして単純賭博罪ということで、罰金刑だったのです。
ところが中には気骨のある人がいて、正式な裁判で徹底的に争う姿勢をみせたのでした。対して検察は、不起訴処分としたため裁判にはなりませんでしたが、不起訴ということは重かったようです。
というのも、検察は裁判で争うのをやめたわけですから、オンラインカジノは合法化されたと解釈する人が増えたのでした。なお略式起訴による罰金刑は、面倒を避けるために行ったもので、これによって上記の不起訴が意味をなくすわけではありません。
インターネットのカジノが合法との解釈は、裁判にならなかったため判例がないのです。それ故、合法とは言えない面があるそうです。一方で摘発されたものの不起訴処分となったのですから、違法とも言えないでしょう。
すなわち、現在のところは白でも黒でもない灰色といった解釈で済ませているようです。要点は運営業者が海外にいるため、日本国内だけに通用する法律が適用できなかったということらしいのです。ですので、今しばらくは摘発等はないと考えられます。
インターネットのカジノは、普通でしたら他人にバレるわけはないでしょう。だいたい暗号化された通信でゲームをしていれば、通信を傍受されても内容はわかりません。
しかし、上記のように摘発される事件があるのは、どこかで情報がもれているのでしょう。考えられるのは、自分のブログあるいはSNSにゲームの内容を書き込み、かつ本人が特定された場合です。
他には日本語でゲームができるところでは、当局のサクラが混ざっていて本人の特定をされることもあるかもしれません。いずれにしても、カジノゲームの話はインターネット上あるいはリアルでもそうですがしないことですね。
自宅などでインターネットのカジノを楽しんでいても、現在のところは当局の摘発はないもようです。
しかし日本国内のネットカフェなどでインターネットのカジノプレーをして、そこで金銭のやり取りがありますと捕まります。罰金刑で済ませられますが、数十万円はかかると言われています。